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自分の顔に過度なコンプレックス?身体醜形障害の原因と対策

自分の顔に過度なコンプレックス?身体醜形障害の原因と対策

 あなたはご自身の容姿や身体部位の形についてどのようにお考えでしょうか。

 最上級のイケメン(美女)を100点、平均的な容姿を50点とした時に、あなたはご自身を何点と評価されますか?

 私は50点くらいかなぁと恐れ多くも考えています。笑

 人によっては70〜80点、20〜30点など様々です。ですが、それは何点でも良いのです。それはあくまで自己評価であり、他者が何点をつけているかとは一致しません。

 ですが、ここで問題のある方はある特徴を示されるそうです。

 『-100点です』『0点にも満たない…』と仰られるのです。普通の感覚で言えば「いやいやいや、0〜100で答えろよ」と思いますが、そのような常識は通じません。

 その常識が通じない状況が身体醜形障害の可能性が高い状態です。

 今回は最近増えつつあると言われている身体醜形障害の原因と対策についてお伝えしたいと思います。

身体醜形障害とは

 身体醜形障害とは、自身の身体の一部位(もしくは複数部位)に対して醜くて醜くて仕方がないという感情が湧き上がる病態で、その結果社会生活に支障が出ている状態の事を言います。

 例えば私の場合、中・高時代に炎天下のもと野球に勤しんでいた結果30歳を過ぎてから肌にシミだらけになっています。本当に汚いなぁと思います。

 東京に行く際には、尊敬する五本木ビューティークリニックの桑満先生のところでシミ取りしてもらおうかと本気で考えたりします。

 この程度であれば『障害』とまでは言えません。ボクはスマホのインカメラ(内側のカメラ)で自分の顔を見た時に「はぁ〜」と思うくらいで人と会うのが嫌になるなどはありません。つまり、特に社会生活に支障はない状態です。

 ですが、身体醜形障害の患者さんは、人と会うのが嫌で対人恐怖症的な症状が出たり、自分に自身が持てずふさぎ込み鬱のような症状が出たり、鏡でずっとチェックしたり、ずっと化粧したり、整形を繰り返したりという強迫観念的な症状が現れたりします。

身体醜形障害の原因

 人は誰しも身体の部位に対して不満な点や自身が持てない点があります。恐らくあなたにもあるでしょう。私などはコンプレックスの固まりでございます。笑

 ですが、社会生活に支障はきたしていません。その差は何なのでしょうか。

 故・マイケル・ジャクソン氏は何度も整形手術を繰り返し、あの尖った鼻が特徴的でした。(※肌の色は病気であり、整形ではありません。)

 何故あそこまで整形手術を繰り返すことになったのでしょうか。

 ジャクソン5時代の彼は本当にかわいい顔をなさっていました。

B8w-8XMCIAA-dpz(図引用:https://pbs.twimg.com/media/B8w-8XMCIAA-dpz.png

 ですが、彼はその『鼻』に大きなコンプレックスを感じていたようです。また、彼の父親にお前はでかっ鼻だと言われた過去もあるようです。そういった経験が整形手術を繰り返した根底にあるのではないかと考えられています。

 また、彼の幼少期はまだまだ肌の色への差別があった時代でした。彼らのような黒人はただその肌の色だけでコンプレックスを与えられるような環境だったことも影響していると言われています。

 このマイケル・ジャクソン氏の例は過去の出来事が身体醜形障害の発症に繋がる一例ですが、多くの場合過去の出来事が原因になっているようです。詳しくは以下の書籍を御覧ください。

 また、最近では『コンプレックス商材(人のコンプレックスに漬け込んだ商品)』のCMがかなりの頻度で流れています。毛髪に関する悩み、肌に関する悩み、健康に関する悩み…。それらCMは自らのコンプレックスを助長する働きを持っていると言われています。その他にもテレビに出ている出演者の大半が美男美女であり、そのことにコンプレックスを深めているケースもあると言います。

 直接的な過去の経験だけでなく、無意識的にインプットされてしまう過去の経験も発病の原因になってしまっているようです。

身体醜形障害への対策

 ではどのように対策できるでしょうか。この症状を自ら予防することは難しいと思います。

 何故なら、過去の出来事が影響していて、且つ正常と病気の境目が非常に曖昧な病態だからです。

 私達にできることは、身体醜形障害の恐れがある方に対して、こういう病気があるから一度受診することを進めたり、身体醜形障害の原因となるような心の傷を与えないことではないかと思います。

 あなたの悪気のない不意な一言があなたのお子様の心に傷をつけ、将来身体醜形障害になる可能性もあります。

 そもそも人の容姿に関するコメントというのはさし控えたほうが良いのかもしれません。

 イケメン(美女)か不細工かっていうのは、他者が評価することではありません。あくまで評価は自己によるものです。誰かは不細工と評価しても誰かは美しいと評価するかもしれません。

 美しいか不細工かという基準は個人によって違い、唯一の客観的指標は存在しません。

 他者の容姿に関するコメントは差し控えるに越した方が良いかもしれません。

 うつ病などのその他精神的疾患全般に言えることですが、大方の患者さんは真面目な方が多いようです。

 私も否定形うつと言われた頃は真面目でした。(遠い目…。笑) どうしてあの真面目だった私がこんなにパッパラパーになってしまったのかと思う位、今では適当に生きています。

 ですが、この『適当に生きる』ってのが苦手な現代人が多いようです。

 一息ついて、笑顔で「まぁ、いっか!」と大声で叫んでみてください。さっきより少しだけ、楽になっているかもしれませんよ。

まとめ

 今回、私はこの身体醜形障害というものをテレビで初めて知りました。

 健康な範囲でのコンプレックスは誰にでもあります。とある研究によると人口の90%以上の方が何かしらコンプレックスを抱えているといいます。

 ですから、適当に生きないと、人は誰しも病んでしまうのかもしれません。

 『適当』とはうまく当てはまっている事を言います。

 昔には昔の、今には今の上手く当てはまる『当てはまり方』っていうものがあります。

 昔の意見に自分を当てはめようとするのではなく、もう少し楽に今に合わせてみても良いのかもしれませんね。

 あなたにはもっと適当な生き方があるはずです。是非実践してみてください。

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プロフィール

なかのだいすけ

自身の子どもの誕生をきっかけに日本の将来に不安を抱く。未来を変える為には、特に女性が明るく元気に過ごせる社会が必要だと感じ、作業療法士として10000件以上の経験を元に、明るく元気に過ごすための整体法を開発し、独立。多くの支持を得ている。
また、多くの問題は知識不足から起こっている現状を解消するため、根拠のある情報をモットーにブログを開始。現在月間50万PVを集める人気ブログとなっている。

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