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骨盤矯正専門店 癒し家ブログ「大阪骨盤物語」

「整体後は入浴はお控え下さい」「いやいや、関係ないし入らないと汚いから…」

「整体後は入浴はお控え下さい」「いやいや、関係ないし入らないと汚いから…」

 整体を受けたことがある方は、整体後の入浴はお控えくださいなどと言われたことがある方も少なくないのではないでしょうか。

 当サロンでは特別に入浴はお控えくださいなどのご案内はしていませんが、実際のところどうでしょうか。入浴は避けた方が良いのか、あるいは入った方が良いのか?その理由は?

 考えてみればよく分からない指示を出されているとは思いませんか?

 そこで今回は、整体院で言われる「当日の入浴はお控えください」は正しいのかどうかをご説明したいと思います。

整体後の入浴による考えられるデメリット

 整体後の入浴をお控えくださいという意見が多いようですので、まずはどのような理由で入浴を避けるように伝えているかを見てみたいと思います。

 ここでは、ウェブサイト上に『整体後は入浴をお控えください』との記述がある整体院さんのご意見を引用しますが、当該整体院さんのイメージの問題もありますので、引用元は伏せさせていただきます。

その日の入浴は避けてください。もし入浴で身体が緩んでしまうと骨が元の位置にもどってしまいます。3週間くらいまで安定しているはずの整体効果が長持ちしません。どうしても入浴される場合は、短時間のシャワーにしてください。

整体をやった後は、血行が良くなってます。また、副交感神経(簡単に言うと寝てるときによく働く神経)が優位になっている状態です。自然治癒能力が活発になるのは副交感神経が優位の時です。

そのため、入浴してしまうと、さらに血行がよくなって、過剰に運動してるのと同じようになります。そうすると、今度は、交感神経(起きている時によく働く神経)が優位になり、治療効果がなくなってしまうのです。また、人によっては、緩んだ筋肉や関節がさらに緩くなって、逆に具合が悪くなってしまう人もいますよ。

整体の後は、お酒、運動も駄目ですよ。 逆に、整体後にあちこち痛みがでたりして、ダル過ぎたりしたら、シャワーなど浴びて緩めてあげるのもあります。でも、大抵は、治療効果の現われなので、そのままにして寝るといいですよ。 痛すぎたら、患部を冷やすといいです。

お風呂に入ると身体が温まることにより、筋肉がゆるみ矯正した骨格が元に戻りやすくなってしまいます。

また、骨格を矯正することにより、血管、神経などが正常な位置に戻り、血流や代謝、内臓の機能が高まります。

その状態でお風呂に入ると、さらに血流や代謝が高まってしまい、けんたい感や疲労感が出ることがあります。

その日の入浴は避けてください。そうすることで整体のエネルギーが再利用され回復力を高めてくれます。もし入浴したとすれば、整体の持続期間が短くなる傾向にあるでしょう。特にお風呂で温まると身体が緩んで骨が元の悪い位置にもどりやすくなります。

どうしてもお風呂に入りたい場合は整体後数時間経過してから身体を温めない短時間のシャワーにしてください。細かいことを言えば、整体後水でよく手を洗っても、エネルギーが抜けて疲れ気味になります。

 まとめると、以下の3点に集約されています。

  • 改善した歪みが筋肉が緩むことで元に戻ってしまう
  • 血流がさらに高まり疲労や倦怠感が出る
  • 自然治癒力が高まる副交感神経優位状態から交感神経優位状態になってしまう

 申し訳ないですが、エネルギーとか言い出すのは論外ということで…。

整体後の入浴デメリット論の根拠

 上記3点を理由に入浴を控えるということであればその根拠は薄いように思います。

 1つずつ説明させていただきます。

改善した歪みが筋肉が緩むことで元に戻ってしまう

 これは整体の働きを間違っているとしか言いようがありません。

 整体とは骨格や関節の位置を整える行為ではありません。動かない関節は徒手的に動かせませんし、動く関節は動いた瞬間その位置が変わります。つまり、整体とは骨格や関節の位置を徒手的に動かすものではないということです。

 整体とは、筋肉のストレッチにより、アンバランスになった筋肉の動きのバランスをとる行為です。(緊張しすぎた筋肉の緊張を解き、働かずに弛緩している筋肉を緊張ささせる行為)

 入浴し、緊張した筋肉が緩むことはメリットですし、働かない筋肉が整体によって緊張したところで自宅に帰る頃には既に弛緩しています。大切なのは意識した時に緊張し過ぎたところを緩め、弛緩し過ぎているところを緊張させることを思い出すことなのです。

 整体ではお客様の姿勢を良くすることはできません。良い姿勢を覚えてもらうためのお手伝いをしているというニュアンスです。

 つまりは、入浴によって姿勢は戻るのではなく、意識が途切れた時点で姿勢は戻ります。

血流がさらに高まり疲労や倦怠感が出る

 確かに入浴によって一時的に血流は上がり、身体の表面温度は上がります。しかし、そんなに血流が上がった状態、体温が上がった状態(交感神経支配)では眠れません。眠りに入る状態とは体温が徐々に下がって起こります。(参考エントリー:入眠のメカニズムを知り、寒い冬に熟睡する為の3つの方法

 しかし、我々は基本的に夜入浴する場合が大半です。でも、多くの方が眠れていますよね?現代人の多くの方が夜眠れない原因は、朝と入浴後やお布団の中での過ごし方に影響しています。(※朝にしっかりと日差しを浴びない、夜パソコンやスマホを見ている時間が長いと、睡眠を司るホルモンであるメラトニンの生成の阻害因子になると言われています。)

 入浴し、体温が一時的に上昇すると脳は『このままでは眠れないから体温を下げて副交感神経支配にしよう』と働きます。だから、夜に入浴するのは理にかなっているのです。ですから、整体後の血流が高まった状態を沈めるためにも入浴はした方がいいのではないでしょうか。

自然治癒力が高まる副交感神経優位状態から交感神経優位状態になってしまう

 入浴によって血流が更に高まり、交感神経支配になってしまうという危惧ですが、先ほどの説明でもお伝えしたとおり、入浴によって身体は副交感神経支配にしようと働きますから間違いです。

じゃあお風呂は入った方が良いのですか?

 お風呂も夜入ったほうが調子いい、朝入ったほうが調子いいと人それぞれです。夜も朝も入るという方もいらっしゃるでしょう。あるいは中には3日に1回という方もいらっしゃるかもしれません。

 ここで、私の個人的見解を述べさせてもらいますと入ったほうが良いと思います。理由は『入らないと汚いから…』です。

 私はあなたほど汗をかかないから汚くない!とおっしゃられるかもしれませんが、世の中はホコリだらけです。先日中国に出張中の友人がPM2.5で曇った中国の空をフェイスブックにアップしていました。「ヒャー!」ってなりますよ。苦笑

 日本にも黄砂なども含め飛んできていますし、まもなく花粉も飛び始めます。雨が降らなくても車や看板が汚れるように、家のテレビにホコリがついて汚くなるように、生きているだけで身体は汚れます。ですから、入ったほうが良いかと思う次第です。

 夜、入浴後にせっかく緩んだ身体を伸ばす為に更にストレッチなどすると効果的です。その事で整体を受け緊張の緩んだ身体が更に動く身体になっていきやすくなります。そんな余裕の無い方も多いかと思いますが、もし整体の働きを最大限利用するなら毎日入浴後にストレッチすると良いのではないでしょうか。

まとめ

 自分も整体業をやっているのに残念なことなのですが、整体業界は国家資格も持たず、場合によっては違法行為を堂々としている業界です。日本におけるカイロプラクティックやオステオパシーも同様です。

 私のように、作業療法士から整体師に転身するという異色な人もたまに居ますが、ほとんどは国家資格は持っていません。民間資格を持っていない場合もあります。つまり、最低限の知識や技術が担保されていない業界なのです。

 そのような前提でまずは『自分で調べる』という癖をつけて頂ければいいかなぁと思っています。

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プロフィール

なかのだいすけ

自身の子どもの誕生をきっかけに日本の将来に不安を抱く。未来を変える為には、特に女性が明るく元気に過ごせる社会が必要だと感じ、作業療法士として10000件以上の経験を元に、明るく元気に過ごすための整体法を開発し、独立。多くの支持を得ている。
また、多くの問題は知識不足から起こっている現状を解消するため、根拠のある情報をモットーにブログを開始。現在月間50万PVを集める人気ブログとなっている。

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