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骨盤矯正専門店 癒し家ブログ「大阪骨盤物語」

関節がポキポキなる原因について新説が浮上したが、だから何って話…

関節がポキポキなる原因について新説が浮上したが、だから何って話…

 こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。

 初めて当サロンへお問合せを下さるお客様からのご質問に「ポキポキ鳴らせますか?」というものがあります。

 答えとしては、「鳴らせはしないけど、鳴ることはある」という答えです。

 骨盤矯正に限らず、整体とは骨そのものにアプローチするわけではなく、筋肉や関節にアプローチします。

 歪みとは関節の角度が理想的な位置関係になくなった状態ですから、その関節周囲や関節を動かしている筋肉にアプローチするのです。

 そして、関節運動に伴い「ポキポキ」っと音がなることはあるのです。

 今回は、今まで明確に不明だった関節の音がなる原因について新たな説が「画像に映るレベル」で判明し、その詳細をご紹介すると共に、考えたことをシェアしたいと思います。

関節がなる原因

 関節がなる原因について、以前までは「関節内の水分(関節液など)に気泡ができて、その気泡が関節運動にともなって弾ける音」という説が有力でした。

 今回発表されたものは以下のような内容となっております。

関節が引き離されると気泡を伴った空洞ができる…

 関節運動とは、関節を構成する骨Aと骨Bが引き寄せられたり、離れたりする現象です。

 よく鳴らされている指の骨でイメージすると、音がなる時にはその関節を構成する掌に近い方の骨と、指先に近い方の骨が引き離された時に音がなります。

 『指の関節をポキポキ鳴らすと◯◯ 長年の議論がついに決着か(研究中)』によると、アルバータ大学リハビリテーション医学部のグレッグ・カウチャック教授らの研究チームが、関節を自在に鳴らせるカイロプラクターのジェローム・フライヤーさんの関節で研究したようです。

 そして、その関節をMRIで観察した所、以下の動画のように関節が引き離されていくどこかのタイミングでポカッと空洞(下の動画では黒く映っています)ができることを発見したようなのです。

 その瞬間を関節運動がない状態と比較したのが以下の写真です。

o-KNUCKLE-CAVITY-570『画像引用元:指の関節をポキポキ鳴らすと◯◯ 長年の議論がついに決着か(研究中)

 確かに、空洞らしきものが捉えられています。

 真空の注射器を引くイメージでしょうか。まぁ、詳しいことは分かりません。

だから何って話…。

 で、だから何って話ですよね。苦笑

 我々のような整体業界、リハビリ業界で働くものにとっても、より明確な説が出てきたとお客様にお話できるってだけで、何のメリットもありません。

 関節が鳴ることに関して問題がないというのは現状の主力な意見ですので、私は施術時に多少音が鳴ることは問題だと思っていませんし、お客様にもそのように伝えています。(参考:You Asked: Is Cracking Your Knuckles Bad?Ask A Scientist: Does Cracking Your Knuckles Cause Arthritis?

 しかし、首に関しては危険な可能性をはらんでいる報告もあります。(参考エントリー:脳卒中のリスクが5倍に高まる首ポキ施術。カイロが危険な3つの理由

 あくまでこの研究は『急激な回旋を加えてポキポキならす行為』の危険性ですが、整体やカイロなどで急激な回旋を加える行為は禁止されているので、急激に回旋されたら文句を言いましょう。

 また、ご自身で首を鳴らす癖のある方は、ご自身の関節を急激に回していないか確認してみてください。結構多くの方が急激に回している光景を私は見たことがあります。笑

 もちろん、急激でないゆるやかなストレッチの上での結果ポキっとなるのは問題ではないかと考えます。(でも、自己責任でお願いしますね。)

 取り敢えず、私としては危険であるという意見が出ない限りは今のまま施術を行っていく所存です。

まとめ

 世の中にリスク0というものはありません。

 名探偵コナンの名言「真実はいつも1つ」というのは、個人的に間違いであり科学的でないと思います。

 私達作業療法士は「科学的根拠に則ったリハビリテーション」を行うように指導されています。

 しかし、その科学的根拠が100%安全かどうかはどこまで行っても証明することはできません。

 ですから我々は「既にわかっている部分」と「わかっていない部分」を天秤にかけ、「わかっていない部分」のリスクはあるが、得られるその他のメリットの方が大きいと判断して施術を行っています。

 医者も同じです。副作用というリスクと、治療というメリットを天秤にかけてデメリットの方が大きければその薬は使いませんし、メリットの方が大きいと判断して薬を処方します。

 そして、その判断は人間が行います。ですから、事故が起こる可能性もあります。

 もちろん、我々医療者はそういう事故を極力減らすように慎重な態度が求められますが、リスクゼロはあり得ないということです。

 私は関節の音が鳴ることに対してメリットを上回るリスクがあるとは判断していないので、現状の施術に対し音が鳴ることに対して問題視していません。しかし、問題視される方は当サロンへのご来店はオススメしません。

 今回の「だから何?」って話が、皆さんの健康管理に関する指標の提案になったのなら、今回の研究も良かったのかなぁなんて個人的には思っています。笑

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プロフィール

なかのだいすけ

自身の子どもの誕生をきっかけに日本の将来に不安を抱く。未来を変える為には、特に女性が明るく元気に過ごせる社会が必要だと感じ、作業療法士として10000件以上の経験を元に、明るく元気に過ごすための整体法を開発し、独立。多くの支持を得ている。
また、多くの問題は知識不足から起こっている現状を解消するため、根拠のある情報をモットーにブログを開始。現在月間50万PVを集める人気ブログとなっている。

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