足を組むのをやめたい人必見!そのメカニズムと3つの対策
足を組むのって何となく悪いと思うから止めたいけど、気付いたらまた足を組んでいる…。そんなことありませんか?
当サロンへお越しのお客様も(特にご新規様は)大半が足を組まれます。カウンセリングシートをiPadにて記入頂いている時などは顕著に現れます。
また、オフィスやカフェなどでも上の写真のような光景をよく見かけるのではないでしょうか?
今回はその『足を組む』行為のメカニズムを知り、身体を歪める足組みを改善するための対策法を3つお伝えしたいと思います。
足組みのメカニズム
人は何故足を組むのでしょうか。別に組まなくても生きて行けるはずなのです。
何故足を組むのか?と聞かれたら、「何となく落ち着くから」とお答えになられる方が多いのではないでしょうか?
しかし、その何となくの答えは間違いではないと思っています。人は不安定さを嫌います。安定していると落ち着くからです。
足を組む理由は、安定を得るためなのです。
では、足組みのメカニズムを見ながら、その不安定さを解説して行きます。
不安定な姿勢
ヒトは非対称な生き物です。対称的な動作というものは日常生活にほとんどなく、右を運動、左を固定など別々の仕事を行わせています。もちろん、重心も然りです。右に重心を置いて左をフリーにすることもあれば、逆もあります。
しかしながら、利き腕や利き足、日常で行う作業の質、日常的の起こるストレスの方向などから重心を置く癖が発生します。
分かりやすい例としては車の運転です。
多くの右利きの方は右手1本で運転されます。その際左肘を肘掛けにもたれさせて、重心が左に寄っている事が多いと予想されます。その際骨盤は右が上がった状態になります。
このような姿勢が日常的にとられると右の骨盤が上がりっ放しになり、引っ付いている右足も浮いてしまいます。
安定を得るための行為としての足組み
ヒトは接地面の多さで安定を得る事が出来ます。
上の例のように右が浮いてしまうと、右足が不安定になり無意識に接地面を求めるのです。
その結果左足に組むというのも分かるでしょう。
2〜3歳児を抱っこした経験がある方であれば分かると思いますが、足をだらんと垂らした形で抱っこすると足を身体に巻き付けてきますね?
あれも子ども達が無意識のうちに安定を得ようとしている行動です。
安定を得るための対策
上記のように不安定な姿勢を改善し、安定するための『足組み』であることが分かって頂けたかと思います。
しかし、足組みの姿勢は非対称性をさらに強め、身体のさらなる歪みを誘発します。
身体が歪むことによって起こる被害は当ブログでは何度となく紹介させて頂いていますが、最終的には癌・心疾患・脳血管疾患など日本人の死因の大半を占める生活習慣病のリスクファクターともなってしまいます。
ですので、足組みをせずとも安定した状態を得るための対策を以下にご紹介します。
1.左右バランスよく荷重する
ヒトはどちらか片方に多く荷重する事が多いです。これをできるだけ左右均等に荷重するようにします。
立っている時は両足に、座っている時は両坐骨(下図参照)に均等に体重がのるように心掛けます。
2.上がっている方の骨盤の下にタオルを敷く
もちろん意識して修正できれば問題ないのですが、中々難しいものです。ですから、不安定になっている部分を埋めてあげれば安定を得る事ができるという考え方を採用します。
図の様に右傾(右に傾き、左が上がっている)の場合は、左のお尻の下にタオルを敷き、安定を与えると足を組む必要はなくなります。
左右、どちらに傾いているかの確認ですが、腰に手を当て、どちらの腰が高いかを確認して下さい。低くなっている方の坐骨に荷重がかかってますので、高くなっている方の坐骨の下にタオルをはさみます。
この際、右の下に敷いて、傾きを修正した方が良いと思われる方もいらっしゃいますが、間違いです。左の下に敷いて、安定を与えると徐々に左の坐骨にも荷重出来る様になってきます。
また、こういった評価や対応が面倒な場合は骨盤矯正クッションを利用するという方法もあります。本当に優れた骨盤矯正クッションはその形状からあなたの左右の坐骨にしっかりと荷重させ、安定を与えます。
骨盤矯正クッションの選び方やオススメ商品はこちらの記事をご参照下さい。
3.骨盤矯正を行う
自分の力では何とも…というレベルの歪みをお持ちの方は、お近くの整体サロンなどで骨盤矯正を行うのも良いでしょう。
当サロンへお越しのお客様の回数を重ねるたびに足を組まなくなったとおっしゃっています。
骨盤の歪みが、不安定さを生み、足を組むという行為に繋がっています。
その不安定さを根本から断ち切るには骨盤矯正が効果的でしょう。
まとめ
意外に知られていない、足組みのメカニズムをご説明させて頂きましたがいかがだったでしょうか?
足を組むという行為は身体からの不安定さを訴える合図です。
ご自身の歪みに気付き、大変な症状が出る前に何らかの対策をされることをオススメします。
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