花粉症の症状を根本から対策！舌下免疫療法の成功率は8割超え

　花粉症の方はそろそろお薬を飲み始められましたか？当サロンへお越しの方も花粉症薬の副作用で困るとおっしゃられる方がポツポツといらっしゃいます。

　薬で症状を抑えたり、注射で症状を抑えたりと治療法は様々ですが、これまで花粉症が治ったという方は少ないのではないでしょうか？しかし、それは当然なのです。多くの治療法が対症療法（症状を抑えるための治療）だからです。

　そんな中、根治する為の減感作療法は数年前から行ってこられましたが、週に何度も病院に通わなくてはならないこと、注射を受けないといけないなどの理由であまり普及してきませんでした。しかし、昨年花粉症を根治させる可能性のある舌下免疫療法用の治療薬が厚生労働省で認可されました。

　その頃から聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。舌下免疫療法や舌下減感作療法という名称は最近では多く聞かれるようになりましたが、実際どんなものなのか詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。

　私も同じく詳しく知らなかったので色々調べてみました。メリット・デメリットや服用期間などご参照頂ければと思います。

舌下免疫療法（舌下減感作療法）とは何か？

　舌下免疫療法とは、アレルギーの原因物質を抽出したエキスを舌の下に低濃度で少量投与し、身体に吸収させ期間をかけて徐々に徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させるというものです。

舌下免疫療法のメリット・デメリット

　何と言っても根治する可能性があるということです。全体の80％の人が効果あり、その内20％の人が完全に治ったそうです。

　薬物治療で、基本的に注射をうつことはなく、通院も3週間に1度位で大丈夫ということで患者負担がかなり少なくて済みます。また、昨年治療薬が認可されたため経済的な負担も今まで1シーズン7万円と言われていましたが、3割負担の2万円ほどで可能となったこともこの治療法が促進する追い風となっています。

　しかしながら、治療期間は長くかかります（3〜5年）。早ければ数ヶ月でも効果がでるケースもあるそうですが、人それぞれで20％の人には全く効果がありません。

　抗ヒスタミン薬も併用できるのですが、効果が出てくるまでは治療を被せないといけません。

日本で初めて厚生労働省に認可された花粉症治療薬「シダトレン」

　鳥居薬品株式会社さんが、開発した舌下免疫療法用の薬が国内における舌下免疫療法を保険適応にて使える治療法です。

　鳥居薬品さんのプレスリリースや、独自の『アレルゲン免疫療法専門サイト』を立ち上げて情報発信されていますので、そちらも参考になさってください。

まとめ

　私は個人的に長く続けるということが苦手なので、今のところ取り組む予定はありませんが、根治の可能性があるというのは魅力的ですね。

　糖質制限で花粉症に効果ができなければ検討しますが、同時に体質改善も行っていきたいものですね。