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骨盤矯正専門店 癒し家ブログ「大阪骨盤物語」

腰椎椎間板ヘルニアの原因・症状・治療法・予防法について

腰椎椎間板ヘルニアの原因・症状・治療法・予防法について

 こんにちは。骨盤矯正専門店 癒し家の「なかの」です。

 さて、本日は腰痛の原因の中でも一般的に知られる『腰椎椎間板ヘルニア』について解説したいと思います。

 何故このような解説をするのかと申しますと、椎間板ヘルニアになってからの『完治』は非常に難しいからです。

 当サロンへお越しになられる腰椎椎間板ヘルニア後のお客様のお身体は本当にボロボロで、施術効果が長続きしにくいという特徴があります。

 現在は新メニューを作り、新たな施術方法でより効率的に本来の生活を取り戻してもらうべく取りん組んでいる最中ですが、予防する事に越した事はありません。

 ですので、今回は腰椎椎間板ヘルニアになる原因、なったらどのような症状が出て、どのような治療をされるのか。そして、その後どのような状態になるのかを解説し、その上で予防することの重要性について知って頂ければと思っております。

腰椎椎間板ヘルニアとは

 まずは腰椎椎間板ヘルニアについて解説したいと思います。

 通常背骨は下の図のようになっております。

bone_vertebrae_lat

 ご覧の通り、一本の長い骨を24個の小さい骨によって構成しているのです。そして、その小さな骨と骨の間には『椎間板』という骨と骨の緩衝材の役割だったり背骨を保持するための役割を果たしています。

f_spinelg(図引用:牧野鍼灸院さん)

 上の図のように椎間板は髄核と呼ばれるゲル状のものと、その周囲を取り巻く繊維輪から成り立っています。

 椎間板ヘルニアは椎間板が様々な理由により、背骨の隙間からはみ出し上の図にある神経根などを圧迫し、痛みが発生するというものです。

椎間板がはみ出る理由

 では、椎間板はなぜはみ出るのでしょうか。

 理由はいくつかあります。牧野鍼灸院さんのサイトに分りやすく書いていましたので一部引用し解説したいと思います。

  1. 重い物を持ち上げるなどの日常生活上の動作によって
  2. 椎間板の老化によって
  3. 骨の老化によって
  4. 姿勢の歪みによって

 以下それぞれ簡単に解説します。

1.日常生活上の動作

 中腰で重たいものを持ち上げると急激に腰椎に負担がかかります。それは物の重さ分の負荷だけでなく、重力や構造の影響を受け荷物の重たさ以上の負荷がかかることになります。

 女性や高齢の方など筋力の弱い方は、そんなに重たいものを持った覚えが無くても、繰り返すことで徐々に椎間板がはみ出てくることになります。

2.椎間板の老化

 老化により人の身体は柔軟性を失い、その機能を真っ当できなくなってきます。膝の痛みなどもその一種です。

 柔軟性を失った椎間板は骨と骨の衝撃に絶えきれず、隙間からはみ出してしまうようになるのです。

3.骨の老化

 老化と一括りにはできないのですが、特に女性の閉経後は骨粗しょう症になりやすいと言われています。脆い骨は僅かな衝撃にも絶えきれず軽微な(気付かない場合もある)骨折を起こします。(※大きく背中が丸まった高齢者はこの軽微な骨折を繰り返した結果起こります。)

 この骨折によって出た骨のかけらが椎間板を傷つけ、椎間板をはみ出させてしまいます。

4.姿勢の歪み

 原因は猫背にあります。猫背になると前述の背骨の画像にある腰椎の前弯(適度な反り)がなくなります。つまり、骨と骨の隙間が広がりやすくなります。

腰椎椎間板ヘルニアの治療

 では、腰椎椎間板ヘルニアを発症するとどのような治療が行われるのでしょうか。

 昔は手術一択だったようですが、近年ではヘルニアになって1年後の予後は手術した方が良いが4年後では大差ないという研究結果も出ているようです。(参考:岩井整形外科内科病院さん)

 ですので、ヘルニアによって圧迫された神経が膀胱を支配していたり、肛門を支配していて日常生活に著しく支障がない場合、基本は『保存療法(安静)』が選択されます。

 痛みがひどい時は、ゆっくり横になって休むのが良いでしょう。少し動けるようになってもコルセットなどで腰部を保護するなどのケアが必要です。

 痛みが引かない時は薬物療法や、ひどい場合は神経ブロックも選択されます。

腰椎椎間板ヘルニアのその後

 多くの場合数ヶ月から数年の間に痛みは取り除かれます。(※高齢の方は術後も痛いと訴えられる方はいらっしゃいます。)

 しかし、ヘルニア後のお客様のお身体を見る限りそれは完治とは言えない状況である場合が大半です。

 一度炎症が起こってしまった腰周囲の筋肉は極度に硬くなり、背骨の可動域を極端に狭めています。当サロンでの施術後、一時的に可動域が回復するものの日常生活の中で、また戻ってしまいます。

 これはどういう事を意味するかというと、再発の危険性(術後の患者さんで、5年以内に10%前後、保存療法の患者さんで1年以内に15%程度と言われています。)があることや、その他の腰痛を引き起こす原因になるということです。

 ですから、腰椎椎間板ヘルニアの症状を取り除いても、原因を取り除く必要があるのです。

腰椎椎間板ヘルニアを予防するためには

 では、腰椎椎間板ヘルニアを経験した方も、そうでない方も腰椎椎間板ヘルニアをどのように予防していけば良いでしょうか。

 我々が出来ることは。前述の4つの原因に対策することです。

  1. 重たい物を持つ時の姿勢を気をつける
  2. 筋力をつける
  3. 老化現象が起こらないように気をつける
  4. 姿勢を良くする

 などでしょうか。

 重たい物を持つ時には腰を屈めず、膝を曲げて膝の力で持ち上げるようにしましょう。もちろん、この方法を実践するには下半身の筋力が必要です。だからといって必要以上の筋力トレーニングは必要だとも思いません。日常生活の中でエレベーターを使わず階段を使うなどの配慮でも十分でしょう。

 老化現象は加齢に伴い少なからず現れます。ですが、極力ゆっくり現れてもらうように予防する事はできると考えています。その為には『適度な食事と運動』に加え、『ストレスを溜めない』といったところでしょうか。

 暴飲暴食をせず、適度な運動をし身体を活性化させ且つ心もスッキリさせることで老化の防止に繋がります。

 近年デスクワークの増加や、スマホの普及により猫背人口はどんどん増えているように感じます。大人はもちろん、子どもも良姿勢をキープできなくなりつつあるようです。

 どうしても長時間のデスクワークが必要な方は『姿勢を整えるの為のデスクワーク必携アイテム7選』などを参考にまずは環境面から対策なさって下さい。

 『猫背になる』という状況は、『身体が猫背になることを覚えている』ということです。ですから、正しい姿勢を『再学習』することが猫背改善のポイントです。再学習の方法は『猫背を矯正し解消したい人の為の記事まとめ12選』を参考にしてみて下さい。

 もちろん、ご来店頂く事も大歓迎ですよ。笑

まとめ

 名前は知っていたけど、その実をあまり知らない腰椎椎間板ヘルニア。本当にならない方が良いと思います。

 私もブログをほぼ毎日更新している関係上少なからずデスクワークをしています。

 環境設定や、姿勢の意識を高めながらやると、身体にも良いですし、効率もアップします。

 是非、皆さんも椎間板ヘルニア対策をしながら、日々を過ごして下さいね。

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プロフィール

なかのだいすけ

自身の子どもの誕生をきっかけに日本の将来に不安を抱く。未来を変える為には、特に女性が明るく元気に過ごせる社会が必要だと感じ、作業療法士として10000件以上の経験を元に、明るく元気に過ごすための整体法を開発し、独立。多くの支持を得ている。
また、多くの問題は知識不足から起こっている現状を解消するため、根拠のある情報をモットーにブログを開始。現在月間50万PVを集める人気ブログとなっている。

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