自分らしく生きる事を邪魔されやすい現代社会こそが不健康社会の源泉だ！

昨日こんなニュースを見かけました。

SNSにハマる人が早死にする理由（livedoor News）

一部引用します。

「早死にを招くのは、生活習慣より思考です」と断言するのは、医師の高田明和氏。

「最近、カナダの大学でこんな実験結果が出ました。5000人の糖尿病患者を、生活習慣を直すグループと、自由に生活させるグループとに分け、13年半追跡して調べたんです。前者は体重が減り筋力も上がり血糖値も下がるなどの変化がありました。ところが、死亡率や心筋梗塞は双方で相違なし。ストレスが早死にに影響をもたらすという研究結果も出ており、つまりは生活習慣の改善より、物の考え方を変えたほうが長生きに繋がるということです」

　一番、危ない考え方は、劣等感、つまり負け意識。実際、そういう人のほうが短命だという。

「特に最近はSNSによって拍車がかかっていると思います。フェイスブックを開けば、我が子との触れあいを綴る既婚者など隣の芝生が青く見える材料が詰まっています。それにより、孤独感、嫉妬心、自分だけが不幸と思ってしまう被害妄想が誘発される。未婚率が増えているいま、その傾向は現代人こそ如実です」

この記事を読んで、現代の不健康社会の裏側にあるものが垣間見えたのでブログにまとめたいと思います。

姿勢の歪みの原因はストレス

当サロンへ起こしになられるお客様に毎日のように聞かれる質問があります。それは何故姿勢は歪むのですか？

私の答えは決まって『ストレスが原因です。』と答えています。

もちろん、生体力学的な説明で姿勢の歪みを解説することも可能ですが、根本を辿ればストレスが原因というところに辿り着きます。

当サロンにお越しのお客様にもあからさまにストレスに押しつぶされそうなお客様もいらっしゃれば、私は全然ストレスないねんけどなぁとおっしゃられるお客様もいらっしゃいます。しかし、どちらにも共通してストレスが存在しているのです。

それは自分らしく生きられていないという問題に行き着くような気がするのです。

自分らしいとは

あなたは自分らしさとはどのように表現しますか？

例えば『マイナス思考なタイプだ』とか『物事を建設的に捉える事が出来るタイプだ』とか、色々な表現があると思います。

しかし、その〇〇なタイプとか、〇〇は△▽であるべきだなどという信念はどのように生まれてきたのでしょうか？あなたが自分で、勝手にそう思ったわけではないでしょう。様々なものに影響されて、今日のあなたらしさは生まれているのです。

様々なもの（他人）に影響されやすい現代社会

子どもの頃は、基本的に両親が自分らしさの基礎にあり、全く問題は起こりませんでした。しかし、保育園や幼稚園など社会に出たとたん自分らしく生きると社会生活がうまくいかなくなる場合が出てくるのです。

そういう経験を経て、社会のルールを覚えて成長していくのかもしれません。

しかし、最低限の社会のルールは必要かもしれませんがこれらの経験を通じて『自分』を抑えて、合わせすぎることで自分らしく生きられなくなって行くケースが増えている様に思います。

例えば、泣いている子どもに『止めなさい！』『ダメ！』という言葉は、言い換えれば自己表現を止めなさい（空気をよみなさい）と言っている様なものです。

ここから考えるに、現代人は空気読み過ぎの人種になっているのです。

自分らしく生きられないというストレス

上記ニュース記事ではSNSの弊害について書かれていましたが、私はSNS中毒者が自分らしく生きられないという問題を抱えている様に捉えました。

「いいね！」と思っていなくても「いいね！」を押さないといけない的な暗黙のルール。
LINEで返す事がないのに、既読機能による圧迫感。
必要以上に『比較』を迫られるリア充達のアピール。など

SNSで世の中は便利になり、広くなった反面、自分らしく生きることを制限する世の中になっていると思います。

特に日本人にはこういった空気読みすぎ症候群の人が多いのではないでしょうか？だから逆に空気読めない（読まない）人が浮いた存在になるのかもしれません。

あなたは、本当はもっと自由で良いはずなのです。

日本では、憲法や法律、条例など最低限守らなければいけないルール以外に守るべきルールはないはずです。

そんなこというと最近流行りのバカッター達の行為はどうなんだ？と言われそうですが、私はそのことで社会復帰不可能な状態まで陥れる社会全体に問題があるように思ってしまいます。

もちろん彼らは馬鹿なことをやっています。道徳や倫理などはそういう経験の中で学べば良いんじゃないでしょうか？彼らがいい大人になってもなおこのような馬鹿げた行為を行うのには小さい頃から空気読まされ過ぎた反動とも取れます。

少し話しが逸れたので戻しますが、それ位ラフに、もっとやりたいことやって、楽しめる人生を歩む事が、ストレスを少なくする生き方なのではないかと考えます。

まとめ

上記に紹介したニュース記事では考え方が寿命を縮めているということが書かれていました。

しかし、いわゆるマイナス思考は比較からしか生まれません。

その比較は、自分らしく生きていたら極力減らせるものではないでしょうか？

他人は他人、自分は自分。空気を読み過ぎず、あなたらしく生きる事が、健康に、美しく生きて行くコツなのかもしれませんね。

あなたも自分らしさを取り戻して下さいね。あなたは聞き分けの悪い3歳児だったはずです。

是非、当時の自分を思い出し、ストレスを溜めない生活を目指して下さいね。