空腹のメカニズムを知り食事制限に成功する方法
私はダイエットをする際には『食事制限』は必須だと考えています。
何故なら太ってしまった理由は、消費する以上のエネルギーを摂取し続けている事以外にないからです。
当ブログでは何度もお伝えしています通り、ダイエットとは、体重・体型の、あるいは食事量や運動量の『適正化』を意味します。
現代人は基本的に食べ過ぎていますので、体重や体型を適正化するためには食事量を減らすか、運動量を増やすかのどちらかが必要になります。
しかし、忙しい現代人がアスリート並みの運動を日常的に行う事は難しいと思います。
すると、ダイエットをしようと思ったら必然的に食事制限が必要となります。
今回は空腹のメカニズムを知る事で、食事制限をやりやすくする方法をお伝えしたいと思います。
食事制限とは
私の中で食事制限とは、食事量の適正化であり、自分にとって必要以上に食べ過ぎている分を適量に戻す作業を意味します。
あなたにとって適切な食事量を保てていたとしたら、徐々に体重は適正体重に落ち着いてきます。そして、適正体重以上は減りません。
ですので、食事制限というと『無理をしている』『ストイック』というイメージがあるかもしれませんが、そうではなく、『余計な食事を摂らない』というだけの話なのです。
空腹感とは
それでも、食事を減らすというと、『お腹が空いて無理』などという人が当サロンのお客様の中にも沢山いらっしゃいます。
しかし、お腹が空いて無理っていう状況は本当に起こっているのでしょうか?そもそもお腹が空いて無理とはどういう状況を言うのでしょう。
お腹が空いても大丈夫な人と我慢出来ない人の差とはなんでしょうか。
空腹のメカニズムと食事の意味を知る事により、食事制限は特に『制限』感を持たずに可能になると考えます。
空腹感の発生機序
空腹を感じるメカニズムをご説明したいと思います。
最後の食事を摂取してから一定時間が経過すると、血糖値が下がってきます。
血糖値が下がると、脳に「血糖値が下がったよ」という指令が伝わり、血糖値を上げる為に空腹感を発すると言われています。
空腹だから食事をするのか?
つまり、空腹感はあめ玉1個、チョコレート一片で解消できるのです。
グリコのキャラメルのキャッチコピーは1粒で300メートルというものです。(つまり1粒でそれだけのカロリーが摂取できるという意味)
私たちは日常、300メートル走るほどのエネルギーを消費していません。
お昼ご飯に必要なカロリーはせいぜいグリコのキャラメル2〜3個分ではないでしょうか。
食事の意味とは
食事にはエネルギー摂取以外にも、コミュニケーションの場や香り、見た目、味を楽しむという側面もあります。
しかし、多くの現代人が3食食べているその量は1日の量としてはかなり多く(必要量より30%ほど多いと言われている)、エネルギー摂取以外の目的を持つことを考えても1日1〜2食で十分です。
また、食事は楽しい時間である反面、食事を摂る事のデメリットもあります。
食事をすると、必然的に胃や腸は消化・吸収の為に働きます。つまり、食べる事も疲労に繋がるのです。
癌の末期患者など、衰弱しきっている人は食欲がありません。それは食べる事で身体がより衰弱する事を本能的に悟るからです。
風邪で寝込んでいる子どもに、薬が飲めないからと無理矢理食べさせる行為も、身体を良くするという意味合いからは少しズレています。
多くの3食食べている方の胃腸は24時間休まることはありません。常にフル稼働です。そのような状態では胃腸に負担がかかるのは目に見えています。
食事とは、必要最低限楽しみの意味も込めて、摂取するものなのです。
なぜ現代人は食べ過ぎるのか?
現代人は食べ過ぎています。
しかも空腹だから食べているわけではありません。先ほどもお伝えしたように、人の空腹はあめ玉1個でおさまるのです。
では、何故食べるのでしょう。理由は2つあります。
以下にそれぞれご説明します。
遺伝子的理由
我々人類の歴史を振り返ってみると、食事に困らなくなったのは何年前からでしょうか?世界中を見渡すと未だに食事に困っている国や地域もあります。
日本でみても、戦後数年間は充分な量の食事を取れていなかった人の方が多いのではないでしょうか。
つまり、ここ数十年の私たちが食事に困る事はありませんが、それまでの人が生きる最大の目的とは、明日食べるものを調達することだったのです。
人は最低限食べなければ生きられません。その最低限を確保するためにずっと生きてきたのです。人類が誕生する前の生物もそれは同じだった事でしょう。
つまり、私たちの遺伝子には『目の前にあるものは食べろ』という情報が深く刻まれています。
しかし、今は飽食の時代です。それでも深く刻まれた『目の前にあるものは食べろ』という情報は未だに残っています。
ですから、多くの人達は食べ過ぎてしまうのです。
食品添加物や白砂糖の作用
食品添加物や白砂糖を使われたものは確かに美味しいと感じます。
インスタントラーメンやケーキなど皆さんの生活にもかんりの食品添加物や白砂糖が入り込んでいる事でしょう。
もはや、現代社会から排除することは不可能だと思います。
しかし、それら食品添加物や白砂糖には『麻薬的作用』があります。それは『空腹でもないのに食べたいと思わせる作用』です。
先ほど、空腹のメカニズムのところでもお伝えしたように、人の空腹感はあめ玉一個でおさまるのにも関わらず、沢山食べてしまいます。また、消化器系は大きな負担を抱え、身体にサインを送っているのにも関わらず、それを無視して食べます。
何故でしょうか?
それは食品添加物や白砂糖にそのような麻薬的作用が存在するからです。偽空腹感を演出し、人に食事を強要させているのが食品添加物だったり、白砂糖だったりするのです。
「一度食べ始めたら止まらない」とか「デザートは別腹」などはまさにこの作用を現した表現です。
食事制限を成功させる具体的方法
では、これらのメカニズムを知った上でどのようにして食事制限をしていけば良いでしょうか。
食事制限の的は『空腹感』『ストイック感』そして、『食品添加物や白砂糖の麻薬的作用』であることを既に私たちは知りました。
これらを踏まえ、平均で30%ほど食べ過ぎているデータから考えると、まずは1食抜く、間食はしないというところからはじめるのが良いのではないでしょうか。
また、その際の食事内容に関してはできるだけ食品添加物や白砂糖の含まれていない食事にすることが理想でしょう。
空腹を感じたら天然の糖質であるフルーツなどを食することで満たす事ができます。
2食しっかり食べれば全くストイック感はありません。
その際、多くの方は夜ご飯を抜く方が良いとお考えになられるかもしれませんが、私は少し違った考えを持っています。
私は、朝食を抜き、夕食から昼食までの間隔を16時間以上空ける『16時間断食』を提案しています。(参考:脅威のダイエット法、16時間断食を伝授します。)
夜ご飯を抜くというのは、一人暮らしで誰とも夕食を共にする機会が全くない人には良いかもしれませんが、何かしら付き合いのある方でしたら、どうしても食べてしまい、習慣化させることが難しくなります。
何より、ストレスを感じますし、朝を抜くのと夜を抜くのではストイック感が全く違います。
これを継続すれば、朝だけでなく昼を抜いても全くストレスがかからなくなってきます。
私は今現在食事を抜く事に全く苦を感じなくなっています。身体に不必要な食事を摂取する事の方が身体に負担がかかることも体感的にわかるようになっています。
それは、まずはじめられる事から始め、それを習慣化するというプロセスを繰り返してきた結果です。
皆さんも、まずは朝食を抜くところから始めてみてはいかがでしょうか?
まとめ
私が提唱する『食事制限』を成功させるポイントは、このメカニズムを知り、自分の食生活を見直す事で実は食べなくていいものを沢山食べている事に気付く事です。
実は食べなくていい物を、自分の意識とは無関係なところで、『食べさせられている』ことを知ったらどうでしょうか?
少し怖くありませんか?
私は、自分の適正体重や体型をそれら要因に奪われるのが嫌で、食事を制限することに成功しました。
もちろん、付き合いなどで食べ過ぎたり飲み過ぎたりすることはありますが、その前後で調整する事も覚えました。
是非皆さんも自分の食生活を見直し、まずは一食(+間食)を止めることから始めてみてはいかがでしょうか。
PS.ご自身に合ったダイエット方法を見つけたい方へ
もし、このダイエット法が自分には難しい。合ってないとお感じであれば、こちらから探してみてはいかがでしょうか。
あなたに合ったダイエット法が見つかる事をお祈り致します。
・参考エントリー:ダイエットしたい方必見!効果的なダイエット方法まとめ17選
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